Tile and Others

スペインタイルを制作・販売しているSaudade工房のブログです。

スペイン粘土でブローチ製作

f:id:saudadetiles:20171101111720j:image

粘土でシロクマのブローチを作ろう。

 

1日目 型取り

クッキーのクマ型で粘土を切り出した。粘土は柔らかい状態で切り出す。でも柔らかいと整え難いので、1日目はそこまで。一晩置くと水分が抜けて硬くなる。

 

2日目 成型

スポンジに水を付けて拭いて、表面を滑らかに。粘土用の道具で余分な部分を削って整える。乾燥が進んだ粘土は折れやすいので、力をかけ無いように優しくね。この型、シロクマになるかなぁ😅

 

今日は2日目だけど、3日目以降は

 

3-5日目 乾燥

粘土を完全に乾燥させないと焼成中に粘土の中の水分が原因で割れたり爆発したりする。乾燥段階でも割れる時がある。修正は可能。乾燥期間は臨機応変に粘土の状態を見て判断。

 

6-7日目 焼成

焼成は丸1日掛かる。夜焼成が多いので、2日に渡っている。

 

8日目 絵付け

やっと絵付け。タイルに描く場合はここまでを飛ばせるのが助かる。

軽くヤスリで表面をならして、スポンジに水を付けて絵付け面をお掃除。シャーペンで絵付けの下絵を描いて、スペインの釉薬で絵付けをする。使う釉薬には陶芸ノリを混ぜて流れ出しを防止。横とか塗る場合は重力で流れ出しちゃうと大変だから。絵付け後、裏面に付いた釉薬をお掃除。裏面に釉薬が付いていたら、焼成後、棚板にくっついて取れなくてなっちゃう😱

 

9-10日目 焼成

焼成が多いので、次の日になっているけど実質1日乾燥時間をとっている。

 

11日目 焼き上がり確認

ここで問題が有れば再焼成。手描きタイルはほぼ80%再焼成している。失敗という訳ではなく窯の温度の伝わり方で釉薬がヨレる事が日常。再焼成すると、焼きムラがピシッと揃う。焼きムラも味だとは思うんだけど、直しちゃいますね☺️

 

焼成無しだと、仕上げ。

アルコールでサッと拭いて、油分を除去。素焼きで残ったフチ部分にアクリル絵の具を塗って拭き取ると素焼き部分だけ色が残る。裏にボンドでブローチの金具を付けて一晩寝かせて。

 

12日目 完成

やっと出来た!ってまだ、2日目だったよ🙃 11/15の明石デイマルシェには間に合うかな⁉︎ シロクマは3体限定探してみてね^_−☆